おいしいものたべたい

観劇健忘録も兼ねて

10月~12月前半の観劇メモ

おや?今回は1ヵ月記事書いてないぞ催促メールが来ませんでした。

どういう基準なんだろう。

皆さん一年の総括をしてらっしゃるのに、まだ総括できていない観劇メモです。

 

■10月

・ペダステ 新インターハイ篇~ヒートアップ~(GYAO!ニゴステ生配信)

リアルタイムで視聴していたのだが、回線の問題か5~10秒毎に映像が途切れるという残念なことに。後日配信を見ましたが、坂道くんや真波くんなど、前回まだふやふやだった子たちがしっかりやれてきていることがわかって良かった。

 

・あやめ十八番 番外公演「雑種 花月夜」(DVD)

 最高に良い作品だった。良い評価をたくさん聞き、気になっていたあやめ十八番さんの公演。団子屋三姉妹シリーズの2作目、長女の物語。
どの場面もこれ以外にない!というハマった演出でストレスなく観れた。(歌唱が多いので、せめて音質は良く収録してほしかったなという要望はある)
優しくて切なくてあたたかい。日常の会話、大事な筋での会話、言葉の使い方もあるあるをふくみつつ鋭いけどいやみがなくひたすら好み。新作公演観に行き自分用の円盤をいますぐにもで手に入れたい。

雑種 花月夜 | あやめ十八番

なんかもうあらすじだけで雰囲気がじんわりあたたかく優しくて良さしかない…なんども読み返してしまう。

 

■11月

・ミュージカル「デパート!」

原田先生と伊藤先生がミュージカル作るの!?観たい好きな役者も多い!行くっきゃない!と勇んで観てきました。
その会場でやる意味のある作品は大好きです。オズマン夫婦のレストランでの会話が優しく可愛くて涙が止まらなかった。彼らは明日もまた今日とは違うかもしれないけれど悩み笑い仕事して、生きていくんだな…と未来の時間も想像できる作品が個人的には好きなので、デパート!のまとめ方は好きですね。

 

・月刊小玉久仁子×ホチキス「ホチキスマニア」(全3部)

月一でゆるっと開催しているホチキスの小玉さんの企画イベント。今回はホチキスマニアということでホチキス劇団メンバーとのトークや裏話などを聴けるということで行ってきました。写真はOKだけど録画やツイなどにレポはNOという前提だったので大変濃いトークショーでした。

劇団メンバー美術系学歴が多いので、ちょっとした映像やらチラシやらの作りこみがちゃんとしているのが毎回良いなと思う。

本公演などのちゃんとした場ではないから、割と「Wordアートかよ」っていうなあなあなフリップや映像用意する制作さんとかいますけど、ちょっと気をつけるだけで目を引き留めるものは作れるので、いろんな制作さんは頑張ってほしいなと…。そのちょっとの部分だけでも興味持って来てくれる人がいるかもしれないし。

 

・舞台「ACCA 13区監察課」

原作そんなに冊数なく完結しているけれど、ちゃんと最初から各地を巡りながらを描かなきゃいけないからどういう風にみせるのだろうと思っていたら!素晴らしい話のまとめ方で嬉しくなりました。円形演出好き!

丘山さん歌う要員かな?と思ったらそんなことはなかった。しゃべり倒していた。少しミステリアスな雰囲気をもつニーノにぴったりでした。リーリウム長官の怪しさ怖さがビシビシきて震えた。

5長官やアンサンブルの子たちが各地区を歌などで表現していくのも良かったし、その区に合わせて照明が後方に並んだ衣装を照らしてるのも分かりやすい。円形舞台を会議室のテーブルに見立てたり、円形外側に各配置について座ってじっと客席側向いているのは、まるで己の出身地区を見据えているような雰囲気で芝居の外部分でも世界観が息づいていて良かったな。

各配信サイトで公演の配信があるので、是非観てみてほしい~

http://www.acca-stage.com/topics.html

ところで、プレミアム席特典の袋はどう利用すればいいんだろう?なにに使えばいいの…?

 

・dope A dope side step.4「Mr.BONANZA

 チラシのあらすじですでにバットエンド方向なんだなという察しをしながら観劇。エレベーター2基を内部から見せるカタチの舞台セット。定点カメラみたいな感じ。登場人物の絶妙な関係がこれでもかと重なっていくのを観るのは楽しい。ボナンザさんの中の人が来てるとき*1はカテコ中にボナンザさんを修理していく光景が観れて良い。そこも収録してほしい!

ちょうどこの時期にはてブロ用ツイッターを作り感想や気になったことをぽいぽい投下していたんだけど

ところで広瀬さんバッドエンドブームなの? レフトオーバーズ観てないから島三部作の2作しか観れてないけども。あの終わり方ならギャングスターターみたいな納得するもやっと感が欲しかったな。
カルロス最後までカルロスらしいけどもったいないなあって。

 と呟いた後日に

さっきはカルロスの最後のオチどころで「ギャングスターターのような納得のいくもやもやがいい」ともやっとしていたのだけど、赤星ユウさんの記事http://ich888yu.hateblo.jp/entry/2017/11/11/215545(※注意:なんらボナンザと関係ない)で『自分が演劇を作るにあたって、善人の善人による善人のためのプラスだけに溢れているシーンってのを、極力作らないようにしてます。というのも、やっぱり色々な意味で「リアル」で在りたいから。描いてるのは何処まで行っても虚構そのものなんですけどね。逆に、マイナスだけに溢れたくもない。「なんとも言えない」シーンを作るのが好きだったりする、観ている方はモヤモヤするかもだけど。』と書いていらしゃって、ああー!そうか!と。ミスターボナンザ台本用語集(いわゆる小ネタみたいな)でカルロスの項目に「深読みした人残念」とあって、そうか私は裏があったりなにか最後にもうひとつ毒を足してくれるのかと勝手に期待していたけれど、それは私の欲であって、カルロスのリアルな人生の反応ではないんだなって。ギャングスターターのときはあの人物がそうするのがなるほど!と納得できる行動だったから、あれで完成で、今回のも、もやっとではなくあれで完成なんだ。たぶん。広瀬さんの真意はくみ取れていないのかもだけれども。そんな自分勝手な納得をしました。

って呟いたら赤星さんにツイが見つかってて、恥ずかしい思いをしました。すみません。引き合いにだして。

 

 ・おぼんろ第15回本公演「キャガプシー」

気になりつつもDVDをお借りしたり配信でみたりしていたおぼんろさんの公演。次やるときは行きたいと思い情報を待っていたら、「倒産しました!」と、とても明るいメルマガが届いて声出して笑いました*2。今回は劇場など屋内ではなく屋外*3でテントを張りそこで公演するスタイル。上演中に公演のアナウンスは聞こえるわ遊ぶ子供の声は聞こえるわっていう状況のテントなのだけれど、その環境を活かし、スッと物語の世界につれていってくれるのは本当に素敵だなと思う。お話も、切なさや悲しさは残るけれど色んなカタチの優しいキラキラしたもので出来ていてあたたかい。昼の公演しか観れなかったので、夜のテントも体験したかったな。

 

・法月康平LIVE "A Voice"(夜の部)

ゲストがりょーちんだというのでいそいそと行ってきました。入場するともう一人のゲストの木村昴さんが物販手伝いしてて笑ってしまった。営業力ある。二人のゲストとのそれぞれの掛け合いを楽しそうにしてたり歌ったりしていて、可愛かったです。法くんもどんどん歌上手くなるし、キラキラ度が増しててファンの人がうらやましくなった。いいなーライブいいなーカレンダーもいいな~

 

・猿狸合戦 SENGOKU WARS ~RU・TENエピソード~(DVD)

公演期間がALTAR BOYZとかぶっていて行けなかったので発売日にDVDを買っておきながら積んでいたさるたぬ。観ました。とても良かったです…。つじもっちゃん秀吉の人たらしな感じ最高だった。最後の一言の時に流れてる音楽の使い方とか、じっくり聞くとぐぬぬとなる。る典もじわじわ舞台だったけど、さるたぬも繰り返し観ると抜け出せなくなる。ピロシキが秀吉のところに交信で来たわけだけど、光秀のとこにはそういうことしたのかしてないのか気になって眠れないこの頃。

 

■12月(前半)

・超歌劇「幕末Rock」絶叫!熱狂!雷舞(クライマックスライブ)(3回)

客側に、超魂團の雷舞を観に来た客役を与えられた女優・俳優設定をやらせるの最高じゃないですか。我々は2.5次元になったのだ!

外の音をよく拾うプレハブ小屋と名高いアイアを、客より本気でスタッフが音響で壊しにかかる作品もそうそうないと思うんですよ。狂ってる。最高。

マベ主導のもとゲーム・アニメ・舞台と次元の垣根がなんだ!と言わんばかりの展開をみせた幕末Rockがとうとう最後を迎えるようなのですが、最後を迎えてほしくない。けれど、ひとつの区切りとして最高のものを観せてもらったな。マベスタッフの手のたりなさ具合*4を鑑みるに、そんな状況でも本当に良いものだった。キャスト陣も最高のパフォーマンスと言葉をくれた。ありがとう幕末Rock、愛してるよ幕末Rock、フォーエバー幕末Rock

streaming.yahoo.co.jpまだアンコール配信をしているので、熱情*5な雷舞と客役の我らのペンライトの色の替わりの早さを観てみてほしい…

 

・THE YASHIRO CONTE SHOW「ReLOVE」

愛の話。愛がどの方向を向いているかが大事。前作の魔王コントを観ていないとAフロムがあそこまでやるのかがわかりにくくないかな~とは思うのだけど、まあ、いいのかな。愛が極まってインドを踊る平野良はとても良いものだった。

 

・「トワイスアップ」~自分を偽るそんな夜に本音を語れる雪が降る~ & Special Live

3部作公演の最終作。推しの事務所主演公演だからこういうことは言いたくないのだけれど、この公演期間が終わってただ一言「解放された!」ってつぶやいてしまった。演じてる子たちは演技面でも成長を見せ悪くないな~と思っているのに、本当に脚本がつまらないのとツッコミどころが多すぎて…。登場人物情緒不安定が多すぎやしませんか。ホルモンバランスみんな狂ってんの?ロンの行動も急すぎて意味が分からないし、トニーがおかしいって認識があったっていうことは喜ばしいことだけど、ロイは撃ってトニー助けるのおかしいでしょう。だったらロイの腕か足撃ってとらえて罪を償わせればいいでしょう?

3作の中で一番テンポがマシだったのだけど、それも、次々に「そうだったんだ?!」「は?」っていう後付けできたような設定や出来事が起こるからただ混乱していただけなのかも。あの話だと前作2作は一体なんだったんだっていう。初恋は人魚だったんじゃなかったの…?

音響もマイクの入りなどがひどくて、ひどいとこ増やしてどうすんだ、と真顔になりました。ライブ、ライブやるなら一本まるまるライブをやってほしいなって…!

事務所さん、もしまた事務所公演をやってくれるのなら行くとは思いますが、山本タクの脚本だけはやめてください。

解放されたぞーー!!!!!!!

 

***

なんかメモというより布教がまざってきた…な?

10月観劇しなかったかなとチケット半券あさったら、8~9月のまとめに入れていた「パジャマゲーム」が実は10月観劇でした。ウッカリ。

それ以外は仕事が忙しくなると思いチケットを取ってなかった模様。あとは配信やらフォロワーさんたちからお借りしたDVD等を観ていました。

12月後半はまだ観劇納めきっていないので、正月休み中に書ききりたいところ。

る年祭いいぞ!

*1:稽古とかで実際は来てない設定だけどちょいちょい顔を出せるときは出るとおっしゃっていた

*2:末原さんのあの言葉の表現の仕方なのか人柄なのかな…だれかお世話してあげてという保護者の気持ちになる

*3:葛西臨海公園

*4:ペダステの公式の動きとかみてみてくださいよ…

*5:パッション